IGEM:Tokyo/2008/tobacco

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タバコプロジェクト研究内容

目的
禁煙をしたいが思うようにできない人のために、禁を破り喫煙をしたら臭いにおいを発し
トラウマを植えつけ、二度と喫煙できないようにする酵母を作製する。

概要
発現系を組み込んだ酵母を対象者の鼻中、口腔、あるいはのどの粘膜にくっつける。
ここですぐに酵母が粘膜から離れてしまわないために、酵母がバイオフィルムを構築し、
粘膜にしっかり付着する必要がある。
対象者が喫煙をすると、タバコの煙中に含まれる多環芳香族を酵母が感知し、
臭い匂いを発生させる。
このために必要な機能は、
1.臭い匂いを発現させるための遺伝子
2.多環芳香族を感知するための機構
3.バイオフィルムを効率よく作り出すための遺伝子
以上3点の実現を目指す。

構成
・においの発現は枯草菌由来の yqiT を用いる。
これは、ロイシン脱水素酵素をコードしており、ロイシンからイソ吉草酸を作る遺伝子である。
イソ吉草酸とは、チーズや蒸れた靴下の匂いの原因物質であり、低濃度でも非常に臭い。

・タバコの煙を感知する部分は Ahr, ARNT からなる多環芳香族化合物受容体を用いる。
Ahr, ARNT は常時発現している。 yqiT のプロモーターの上流に XRE を設置する。

・酵母の、バイオフィルムを生成する機構の強化について。 これについてはただ今、より良い方法を模索中である。